インフラエンジニアの夏の祭典、July Tech Festaに今年も行ってきました。かれこれ3回目なわけですが、昨年参加からもう約1年経ったのか…と月日の体感速度の早まりを感じております…昨年からまるで成長していない… まあ、そんな無力感を味わうのも技術系カンファレンスにいく醍醐味ですよね(お前だけや
さて、早速、公開されているスライドを探して…と思ったら資料リンク集を公開されてくれている方がいらっしゃったので即リンクを貼らせていただきます。超有用じゃないすか…
私的JTF2018の資料リンク集
— ひろ@WEBエンジニア (@h69594539415) July 30, 2018
・内容追加して頂いても大丈夫です(よろこびます)
・既にまとまってる資料あればおしえてください><
・こういうこと(共同編集・公開)するのにこんなイケテルツールあるよ!って情報、待ってます!(Qiitaとかの方がいいのかな)https://t.co/VuMSrlV9nc
#jtf2018
Qiitaにもありました。
それでは、聴いた中からいくつかピックアップして感想など。「Qiita」と「聴いた」を掛けたわけじゃないです。(うるせえよ1スベリ)
個人の見解ですので誤解釈があってもご容赦を…
[B20] 副業で収益化を目指す!月数百円から始めるWebサービスの立ち上げから運営まで
"ほとんどの新規サービスは失敗する"
なぜなら、「一度もリリースしないから」
これな。
一人で作る、まずは趣味のスケールで小さく、大きな問題は下手に立ち向かうより回避する、など納得の金言が満載でした。毎日続けるってのがなかなかあれなんですが… ローカルリポジトリに糞みたいな残骸コードがぼちぼちある身として見習いたいと思いました。
ってかこのお話の実例である Lingomine もすごく良さそう… ぶっちゃけアカウント登録しなくてもスッと使えるので、登録者数以上に利用者がいそうな気がしました。なかなかこのクオリティまで到達できる自信ないなあ、すごいなあ…と弱気をコッソリ呟いていたら励まし(?)のお言葉をいただきました、ありがてぇ…
基本は、いいリファレンスを一つ見つけて調べまくることです!ぼくは https://t.co/CTvqqBIUes と https://t.co/7Sr2w6d6GH を使いました。あと宮崎駿の精神です! #JTF2018 https://t.co/YrOWJRGT21
— 宮坂部長 (@yasuhito) July 29, 2018
私的には、トケイロボットがしれっとサイトマスコットになっているのを楽しみにしています。
[A30] 明日から実践できる!運用自動化に必要な「テスト」にまつわる技術
自動化=機械化=手順をプログラムに置き換えること、そのプログラムはテストを要するものである。運用を自動化する場合、当然、本番環境でどう振る舞うかを確認すべきだが、本番環境とテスト環境が違ったりすることあるよね、じゃあテスト環境も同じように作らなきゃね、ってお話(と理解しました)。わかりみしかない。テスト環境のIP古いとか、OSすら古いとか超ある。
私のとこでは、環境構築がほぼ自動化されていないのでこの発表の内容を参考に見習わなければいけないところです。一方、テストや開発のための環境構築などはそこそこ自動化しており、そこはガッツリbashでやってまして、Ansibleみたいな構成管理ツールは全然馴染みがありません。そういう意味で、bashstepsは興味深いツールでした。あとで触ってみたいと思います。
スライド公開されるかなあ…チラッ
[D40] ネットワーク自動テストの実適用 〜現地に人がいないからネットワークの通信確認は利用者側で…なんてぬるい運用はもうやめようと自動テストを入れてみた我々が見たものは…!
前回フェスタでもネットワーク自動テストのお話があったようで、その続きの展開ということでした。タイトル通り、自動テストの枠組みを確立して実地実験してみたけど、同時に行った設定の自動化(機械化)により、自動テストで発見するような設定ミスがなくなったと。ではコストをかけてまで自動テストを促進する必要性は果たしてあるのか…!?モヤモヤ… というモヤモヤ感を共有する会でした。
私自身は、ネットワークの設置作業をする側でなく設置後のトラブルをリモートで調べる役割なので、自動テストは絶対やったほうがいいぜよ!そこで潰せるものは潰しておいてくれ!という立場なので、どうすればテスト残してもらえるやろか…とずっと考えてました。
さっきのセッションじゃないけど、しばらく運用して出てきた問題の中から「あー、これ設置のとき確認してればぁあああftgyふじこ」的な項目を追加していき、手で試しきれない量になったときこそ真価を発揮するのでは、と思った。#JTF2018 #A30 #D40
— 聖 (@hijili2) July 29, 2018
懇親会でお話させていただいた感じだと、上記のようなテスト内容は当然あるものの、リアルな導入環境は発表資料のケースが主で、過去の事例的な蓄積はない中で効果を見せられないと導入事例も増えない、というジレンマがあるようでした(誤解・記憶違いがなければ…)。
とはいえ、こういったテストケースが自動で行えるなら、多少コストがかかろうが導入する意味は大きく、可能であればそのまま監視運用としても使用し、障害の即時発見、さらに可能ならば即時切り替えによる暫定復旧まで考えていくと相当有用だろうなあとか、まあいろいろ考えさせられました。自分の中で勝手に盛り上がってしまいました笑
ネットワークの話は、個人的に同意できる点が多いため、「ねっ!」と沸ーく ことになりやすいですね。(無理矢理な2スベリ)
終わりに
ここで挙げたトークは、仕事と特に関わっていたりしたものだけで、他のお話や、スカウティングセッションも非常に有意義でした。そういえば、TISさんに関心しただけのツイートの伸びがすごかった…組織票かな?(おい
TISさんの技術研究の風土すごいなあ… ボトムアップ、オフィスにいる必要なし、成果は対外発信(Qiita記事もたくさん書く)。成果があればよし。
— 聖 (@hijili2) July 29, 2018
もちろん成果が出せる集団だからこそなんだろうけど。#JTF2018
トークは毎年どれを聞くか悩みまくりですからね… そして懇親会では面白い(面白がってはいけない)インフラ苦労話を聞けたり、昨年話した方と今年もまたお話できたりして楽しかったです。私はそんなに酒飲まないのでノンアルは歓迎ですw
毎年、1000円で参加してしまって本当に良いのか、という軽い罪悪感を感じるほど素晴らしい祭典です。登壇者、スタッフの皆様、スポンサーの企業様、本当にありがとうございます。また来年あれば是非参加したいです!
しかし、"インプットだけで満足しちゃうおじさん"はそろそろいい加減にしないといけないなあ…と毎年思っている気がする…